病院からのお知らせ

100年の時を刻んだ大きな古時計の贈呈式(除幕式)が盛大かつ厳かに行われました。

投稿日時:2016/12/10

去る12月10日(土)、丸子中央病院1階エントランスホールにて歴史ある大きな時計の贈呈式が行われました。

5年ほど前に閉店された上田市中央の吉田時計店の吉田賢一様より当院に時計を贈呈いただきました。今回寄贈いただいた時計は、100年程の歴史を刻んだ大きな時計が3つを含め70点ほどになります。順次、お披露目の準備をしていく予定です。今回、除幕式の主役となったのは直径80センチの丸い大時計、そして大きな振り子時計です。

吉田様とは、当院理事長が友人関係にあったことから今回の時計寄贈の話をいただきました。
丸い大時計は、かつて望月町役場の公会堂にあったもので、観客席から見える高い場所に設置されていたものを吉田時計店様が譲り受け大切に保管されてきました。それから何十年かを経て時計の文字盤もボロボロになっていたため、寸法をとって盤に直接手書きで文字を書かれ、現在の姿となりました。重さも10㎏ほどになる大時計はMade By SEIKOSHA,Tokyo,Japanと書かれています。

実は予定では、この日お披露目できる時計はその丸時計だけでしたが、同じく100年ほどの歴史を刻んだ大きな振り子時計もお披露目となりました。吉田様は当院の一室でほぼ毎日のように作業をされ、側面の木枠にガラスをはめ込み中の部品が見えるように手を加えた、こだわりの時計が完成しました。

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当日は、吉田様ご夫婦、お子様方、ご友人の方々、当院の職員が見守る中、贈呈式は盛大かつ厳かに行われました。吉田様と時計の紹介、吉田様ご夫婦と当院丸山理事長、勝山院長による除幕が行われ、その後吉田様に感謝状、奥様に花束が贈られました。丸山理事長からは「この病院に寄贈いただいたのも運命を感じる。来るべきして来たと思う。吉田時計店復活です。」とお礼の挨拶がありました。

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吉田様からは「小さい頃から時計が日常生活の中にあり、時計になじんでいた。機械物は生きている、子供と一緒、頭をなでてあげたい。今日は感無量。」と挨拶をいただき、奥様からも「主人は一つの時計のことを寝ずに考える、仕事に真剣にきちんと向き合う人。時計をきれいに飾ってもらって有難うございます。」とお言葉をいただきました。

今回寄贈いただいた時計は、支障なければまだ100年は動くとのこと、今後は丸子中央病院で皆さまをお迎えすることとなります。是非、皆さま、足をお運び頂き、歴史ある素晴らしい大時計をご覧ください。

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